Design concept
玄関先、凛と佇むシンボルツリーが、訪れる人をやさしく迎えます。
その傍らには、千本格子の窓がしつらえられ、まるで旅館のような趣を漂わせながら、
この家の奥に広がる静かな時間をそっと予感させてくれます。
建物は、山のふもとに寄り添うように建てられた数寄屋造り。
背後に広がる山の稜線は、月見台から望むたびに表情を変え、
暮らしの中に四季の移ろいを映し出します。
冬には薪ストーブの炎が、家族の中心にあたたかな灯りをともす。
自然と建築、そして人の営みが、静かに響き合う住まいです。












