構造計算とメンテナンスで、本当に安全な耐震性を約束します。
私たちは耐震等級1を標準仕様としてちょうどいいと考え、標準仕様で耐震等級1を満たす家づくりをしています。耐震等級1は「数百年に一度発生する地震の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震の地震力に対して損傷しない」という意味です。ただし、長期優良住宅として認定する場合など、お客様が等級を上げたいとご希望されれば、お好きな等級を満たすよう対応しています。
ここで重要なのは、耐震等級は耐震性のある一面を表しているだけだということです。私たちは、長年の数寄屋造りや古民家改修の経験から、適切な構造計算と、家のメンテナンスを継続することの方が、新築時に決まる耐震等級よりも耐震性にはるかに大きく影響すると結論しています。
2階建て以下の木造住宅は法律の特例で構造計算が免除されているため、多くの木造住宅は壁量計算という壁量についての簡易的な計算のみで設計されています。しかし、私たちは横架材(水平方向に架け渡される部材)について許容応力度計算という構造計算を行っています。また、スパンと呼ばれる柱と柱の間を大きくする設計の場合、または豪雪地域の場合は、梁についても許容応力度計算を行っています。
そして、私たちが耐震性において最も重要だと考えているのがメンテナンスです。新築から間もないうちは、計算通りの耐震性は期待できます。しかし、10年、20年、30年と暮らしているうちに、雨漏りなどにより木が腐っていたり、シロアリに食われていたりすることに気がつかず放置してしまっていれば、新築時に計算された耐震性が発揮されるはずがありません。
実際、阪神淡路大震災の調査(『阪神・淡路大震災 被災地”神戸”の記録』)によると、「腐朽や蟻害の見つかった住宅は、新しいか古いかを問わず90%以上が全壊、維持管理の善し悪しが建物の強さに大きく影響する」とされています。
ですから私たちは、メンテナンスしやすいように標準仕様で維持管理等級で最高の3を取得しています。そのうえで無料点検を定期的に実施し、必要に応じて丁寧かつ上手にメンテナンスすることで、地震から家族の命を守る耐震性を維持し続けています。
劣化をできる限り防いで、安全と快適さを守ります。
家は年月が経つにつれ、様々なものによって劣化していきます。劣化を放置していれば、快適さはおろか、耐震性も失われてしまいます。そのため、私たちは劣化をできる限り防ぐよう様々な劣化対策を施し、標準仕様で劣化対策等級で最高の3を取得しています。
劣化において最大の敵は湿気です。地元で暮らし続けていると気がつきづらいですが、福井県は世界的に湿度の高い日本においても5本の指に入るほど湿度が高い地域です。湿気は体感温度に影響し、夏場はより蒸し暑く感じ、冬場はより寒く感じさせます。さらに湿気は結露を起こしやすくし、カビやダニ、シロアリのリスクを上げます。構造材が湿れば、腐ったり、シロアリに食われやすくなったりします。
湿気対策にも様々ありますが、私たちがこだわっているのが漆喰や珪藻土のような、調湿作用のある自然素材を使うことです。こうした自然素材を用いることで、家を確実に長持ちさせ、快適に暮らすことができるのです。
1年中、春の陽気のような心地よさに包まれる全館空調。
松田工務店の家は、標準仕様で断熱等性能等級で最高の4を取得しています。この性能をベースに、全館空調システム COCO Series を導入することで、家の中を空気のカーテンが包むようになり、1年中、春の陽気のような心地良さに包まれ、さらに省エネな暮らしが実現できます。
全館空調システム COCO Series について詳しく知る
ZEHで、お財布と地球に優しく暮らす。
松田工務店の家は、標準仕様で断熱等性能等級で最高の4を取得しています。この性能をベースに大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の1次エネルギー消費量の収支を「0」にし、お財布と地球に優しくできます。
長期優良住宅で長期的にお得に暮らす。
より質の高いものを、手入れして永く大切に使うという日本人本来の考え方に基づく制度で、各種の税制優遇、地震保険料の割引適用などを受けることができます。