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家族を守る住まいの工夫――二階建ての魅力

こんにちは。松田工務店です。
今回は「二階建てのよさ」について、我が家での体験を交えてご紹介いたします。

昨今は平屋が人気ですが、やはり二階建ても捨てがたいものです。私自身「二階建てって素晴らしい!」と強く感じた出来事がありました。

10月頃から全国的にインフルエンザが流行し、ニュースでも連日取り上げられていました。

我が家も例外ではなく、11月の終盤に5歳の長子がインフルエンザA型に感染してしまったのです。5歳の過ごすクラスでパンデミックが起こり、全体の1/3の子供が一気に感染したみたいです。

2歳の次子は喘息持ち。感染を防ぐため、我が家では「5歳と主人が2階」「2歳と私が1階」という形で隔離生活を行いました。

 

我が家は1階にLDKや水まわり、和室と寝室があり、2階には寝室と洋室が3部屋、さらにトイレも備わっています。普段は1階で生活しているため、2階はほぼ空室と物置状態です。

この間取りのおかげで、上下階に分かれて生活することができました。

 

 

食事は私が弁当を作って階段へ配達・主人が回収と返却。お風呂は次子が先に使い、長子チームは時間差で利用。さらに、2歳は保育園から帰ったらお風呂に直行させることで保育園からの感染も断ち切りました。

洗濯機は使用後に蓋を閉めて感染予防を徹底しました。各部屋では加湿器を回し、換気を心がけ、1階では空気清浄機を常に稼働させました。

また、必要なものがある時は勝手に降りてこず、LINEで連絡を取り合うようにしました。


※イメージです

 

寂しがり屋の2歳は、5歳に会いたくて2階へ上がろうとする場面もありましたが、そこは徹底阻止。なるべく物音を立てずに降りてもらうなど工夫を重ねました。

 

感染予防はしましたが、主人は5歳に付きっきりだったため感染してしまい、私も発症日の熱発前に5歳と二人で用事を済ませたり、おやつをシェアしていたことがよくなかったのか、家事やもともと引いていた風邪もあって抵抗力が落ちていたこともあってなのか、残念ながら感染しました。

それでも隔離生活のおかげで、2歳にはうつらずに済んだのです。これは二階建てならではのメリットだと感じました。

 

隔離中、2歳は1階の和室で鉄棒や風船遊びをしたり、普段はなかなか挑戦できないパズルに取り組んだりと、自由に過ごすことができました。

5歳は病み上がりだったので、テレビを見てゆっくりしたり、テレビゲームやボードゲームを楽しんだりしていたそうです。体調が良いときは、2階の空室である寝室でボール遊びをしたりもできたみたいです。上下階でペアごとに過ごせたことで、それぞれが安心して生活できたのは本当に助かりました。

 

以前、長子がコロナに感染した時は、まだ小さかったので2階には上がらせず、1階の和室に引きこもってもらい、私と当時1歳だった次子は1階の寝室にいましたが、すぐに全員感染してしまいました。

動線が交わりやすいとどうしても感染リスクが高まります。今回、動線をほとんど断ち切ることができたのが、2歳に伝染らなかった大きな勝因だったと思います。

大人は感染してしまいましたが、2歳に伝染らず過ごせたことが何よりでした。自分が辛くても、辛そうな子どもを見るのが一人だけで済んだことは本当に救いでした。

今回の経験を通して、二階建ての「空間を分けられる強み」を改めて実感しました。

家族の健康を守るためにも、生活スタイルに合わせて柔軟に使える二階建てはやはり魅力的です。

 

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