こんにちは、松田工務店の前田です。今回はお家の天敵「シロアリ」についてお話したいと思います。
お話に入る前に、シロアリは何の仲間か知っていますか?
シロアリという名前なのでアリだと思い込んでいましたが、実は「ゴキブリ」に近い生態だと言われています。
日本には22種類のシロアリが生息していると言われています。大半のシロアリは土壌改良に大きな役割を果たしている益虫です。家屋に被害を及ぼすシロアリは主に5種類でその中でも「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」が大半を占めています。
これからお家を建てようとお考えの方に少しでも参考になればと思い、新築の時にできるシロアリ対策を何点かご紹介致します。
1:「点検しやすい作りにする」
アリの道と書いて「蟻道(ギドウ)」を確認できる環境作りです。主には床下点検口の設置となります。
2:過信はいけないが使う素材を選ぶ
ヒバやヒノキなどはシロアリが嫌う「ヒノキチオール」という成分が入っていることが多いと言われています。土台などに使用することでシロアリが寄りにくい環境を作ります。ただし木材には芯材と辺材と言われる部分があります。芯材は木材の中心の部分で非常に堅くシロアリが食べにくい部分です。その為、使用する際には芯材を使うことが必要となります。ヒバなどでも辺材は柔らかいので食べられてしまうことがありますのでご注意ください。下記はヒノキを5年以上放置した写真です。真ん中の芯材はしっかり残っていますが周りの辺材は時間とともに腐っていっていることが分かると思います。
3:侵入経路のケア
シロアリが侵入する経路はほとんど決まっています。
・基礎の立ち上がり
・基礎の打ち継ぎ部
・玄関ポーチ
・配管貫通部
上記4か所をしっかりケアしていれば侵入のリスクも減らせることができます。
4:シロアリが嫌う環境作り
シロアリは湿気のある所が大好きです。逆を言えば湿気がない場所にはシロアリは寄りません。お家の土台となる基礎。ここの通気をしっかり取って常に乾燥している環境作りが大切です。
以上、簡単ですがシロアリ対策のご紹介でした。
松田工務店ではシロアリ対策を意識したお家づくりを行っています。
また業界最長の定期メンテナンス時にも蟻道確認の項目を入れようかという声も社内で挙がっています。
お家の引き渡しが終わってからもずっと弊社とのおつきあいは続いていきます。毎日が安心して暮らせるお家づくりを第一に、これからも励んで参ります!
松田工務店のアフターサービスについてはこちら
- - - - - - - - - - - - -
鯖江、越前町、越前市で新築なら
新築・リフォーム(改築・増築)・古民家再生など お任せください!
株式会社 松田工務店
前田 陽介 (まえだ ようすけ)
本社:〒916-0133 福井県丹生郡越前町気比庄3-1
TEL:0778-34-2525