福井で一番あたたかい家|注文住宅・自然素材住宅をお考えなら松田工務店へ

メニュー開く メニュー閉じる

president-blog

HOME > 社長ブログ > 夏障子

夏障子

2014.08.05


めっきり最近では、見なくなった夏障子、今日OB様のお宅に訪れたら健在でした。久々に見ました。

見てるだけで涼しく感じます。

 

夏障子 (5)

 

 

徒然草の一節の「家の作りやうは、夏を旨とすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き此わろき住居は、耐え難き事なり。」は有名です。

古来より夏の暑さをしのぐための生活の知恵と伝統は日本文化として誇れるものです。

 

夏のしつらいとして一番に頭に思い浮かぶのがスダレに夏障子です。そして、油団(ゆとん)も忘れてはならないものです。

昔の人は来客をおもむきのある趣向・しつらいでおもてなしをしていたのですね、そう思うだけで心が和みます。

最近では見たこともない人も多いのではないでしょうか、

 

本日訪問したお宅は玄関先で夏障子が私達を迎えてくれました。

 

夏障子 (4)

 

不思議と玄関からは部屋の中は見えません。

しかし、部屋の中から玄関の方はよく見えるのです。

客人からは中は見えず、部屋内からは来訪者が見えて判断できるといった優れものです。

 

夏障子 (1)

適度の風を通し、光を入れ、遮蔽の役をしていました。

昔ながらの知恵すごいですね、とっても便利です。

 

そういえば、日本の建物や生活ぶりを見ると、基本的に自分を完全に囲い込むことが嫌いらしいです。部屋を仕切る障子や唐紙だって、確かに視界は防げるが、音はすどおしです。視界だって明かりがともれば影が映り、完全に遮ってるとはいえないものです。そうした明かりに揺らぐ陰を、情緒として楽しむ風情もあります。

夏障子の簾のつくる曖昧で柔らかな陰を楽しむのも趣があって夏の風物といえるのではないでしょうか、

 

四つ目の部屋境を夏障子に入れ替えてあるだけで、2.3度ほど気温が下がった錯覚を感じます。

夏障子 (2) 夏障子 (3)

これぞ省エネですね。

 

良きものは次の世代にも受け継いでいってもらいたいものです。

次回は油団(ゆとん)についてお話しします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事が気になったらいいね!